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Archive for the ‘Trombone’ Category

Trombone基礎レッスン32〜37回目

Trombone基礎レッスン32〜37回目

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 のレッスン32〜37回目のまとめ。

諸事情により記録が滞ったが、最近の6回(今日も含む)はいずれも、いつもの音階練習で奏法・音色のチェックのあと、Joannes Rochut の「Melodious Etudes for Trombone」を使っている。

このエチュードを使う目的は、音階練習の中で改善され、定着しつつある奏法を、曲の中でも使えるようにすること。この本には全部で60曲のエチュードが入っているが、No.1から順に始めて、今日はNo.5まで来た(次回No.5をもう一回やる)。

以下、6回のレッスンでやったこと、気づいたこと等をまとめて記載。

  • 初見でしっかりメロディがイメージできてないと音がぜんぜん繋がらないのが、こういう練習だとモロに分かる。ソルフェージュって大事 (^_^; 。
  • 全体的に、スラーで上行していくときに息(恐らく息の圧力)が足りなくなるので、そういうフレーズの前は特に息を多めに吸う。というか、多めに吸うことをかなり意識しないと、足りなくなる。(以前は口先だけで高音域を出していたので、息が足りなくても音が出てた。)
  • 高音域に上がって行く時に、上体が上の方に上がっていく(軽く背伸びしていく)癖がある。たぶんそういうイメージを持ってしまっている。むしろ逆に、高音域では下に向かって踏ん張る方が、息の圧力がしっかり上がって高音域が出やすい。これは以前のレッスンでも指摘されて、知識としては分かっていたことだが、すっかり忘れている。これは習慣として体に定着させたい。
  • 基本中の基本だが、各小節の1拍目をしっかり意識しないと、何が言いたい演奏だか分からなくなる。初見のときからちゃんと意識すること。下手に表現をアレコレ考えるよりも、1拍目を意識するとか、譜面に書いてあるアーティキュレーションを忠実に守って、一つ一つの音をしっかり鳴らすことを優先させる(曲になるとこの優先順位が逆になりがち)。

こういうのをピアノ伴奏付きで練習できて、いちいちフィードバックがいただけるって、ホント贅沢なレッスンだよね。

しかも、最近この「Melodious Etudes for Trombone」を使うようになってから、以前に佐伯先生Ben van Dijk 先生からバラバラに教わったことが、かなり具体的にリンクしてきた。いい傾向 (^_^) 。

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Trombone基礎レッスン31回目

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 のレッスン31回目。

引き続き、タンギングの度に口が動きすぎる問題。

  • 全体的に音のイントネーションが不明瞭で、タンギングの度に息が膨らむ感じがするのは、口の周りが膨らむのと関係があると目をつけた。しかし、これが何故なのかを探すのに時間がかかった。
  • 発音を気をつけることで、下顎が下がるのは少なくなったが、タンギングの度に唇の周りや頬が膨らむ。舌の位置とか動かす速さとか、いろいろ変えてみても、口の周りの動きが改善されなかった。
  • ここまできたら、あとは息の流れに原因があると考えるしかなくなった。試しに、音色や音程を度外視して、ムキになって息を4拍突っ込む感じで吹きながら途中にタンギングを入れたら、口の周りの動きが収まった。そこで、その吹き方のまま音量だけ小さくしてみたら、これが大当たり (^_^; 。口の周りが無駄に膨らまなくなり、音色も音程も問題ないとの事。
  • 従来の吹き方とこのときの違いは、腹筋への力の入れ方。みぞおちのチョイ下のあたりに、体の内側に向かって力を入れる。なおかつ、高音でも低音でも、強奏でも弱奏でも、常に力を入れる。従来力を入れていたのは、もうちょっと下の方で、なおかつ弱奏の時や中音域など、楽な場面では力を入れてなかった。
  • 今回わかった力の入れ方で、常に力を入れっぱなしで、いろいろな音域、音量で吹いてみたところ、発音、音色、口の周りの無駄な動き等、ほぼ改善されているとの事。実際、中低音域から高音域に上がるときも、この方がスムースに楽に上がれる。従来は高音域の時だけ踏ん張るように力を入れていたが、低音域の時から力を入れてあったほうがコントロールしやすい。「腹筋に力を入れる」とはこういうことだったのか、と今さら分かった (^_^; 。
  • 先生曰く、自分の場合、腹筋に力を入れなくても、小手先の器用さでソコソコ吹けちゃってたので、なおさら気付くのが遅れたのではないかとの事。
  • 以前に Ben van Dijk 先生にレッスンを受けた時、「音をもっと繋げて吹くことを意識しろ」と言われたが、今回のように腹筋に力が入っている時の方が、そのイメージどおりに吹きやすくなった。そういえば Dijk 先生から「ちょっと俺の腹を触ってみろ」と言われて、吹いている先生の腹を触らせてもらったことがあったが、この時に手をあてがわれた場所が、まさに今回力をいれた場所だった。こういうことだったのか。

こんな基本的な事も知らずに今までやってたのかと思うとナニだが、いずれにしても、これまで学習したいろいろなことが繋がったレッスンだった。

なお、この日はレッスンの後に厚木交響楽団でオペラのバンダ練習があったので、早速実践 (^_^) 。慣れてないせいか疲れたが、苦手な弱奏での後打ちが従来に比べてはるかに安定した。

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Trombone基礎レッスン30回目

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 のレッスン30回目。

前回までで息のスピードや音色にメドがついたので、今回からタンギングを中心に取り組むことになったが、30年近く続いた自己流で染み付いた癖を治すのは時間がかかりそう。特に今日は、今後の改善方法を探るために、いろいろな吹き方を試しながら議論する時間が長くなった。

  • 今日たどりついた結論の一つは、タンギングの度に口が動きすぎるということ。なぜ、どこが動いているのかを探すのに時間がかかったが、いろいろ試してみて分かったのは、自分の場合は発音のたびに下顎が縦に動きすぎるということ。楽器を吹く時と同じくらいに口を開いた状態から、顎を動かさずに「Ta—」と発音できないので、楽器を吹くときもタンギングのたびに顎が動いて、息の流れが乱れる(のではないか)というのが今日の仮説。
  • 発音のイメージを「Te—」に変えてみたが、どうしても顎が縦に動く。かといって「Ti—」だと喉の奥を広げるイメージと両立しない。どういう発音がいいのか、レッスン時間中には解決しなかった。ただ確認できたのは、自分の場合、タンギングのたびに顎が縦に動くのに対して、先生の顎はほとんど動かない。また、テンポが遅いと顎が動くが、テンポが速い(Moderato で16分音符くらい)とほとんど動いていない(おそらく動く暇がない)ことも分かった。
  • ちなみにジャンルは違うが、レッスン当日の夜に聴きに行ったTrombone Nationでもプレイヤーの顎の動きばっかり気になった (^_^; 。それぞれ微妙に奏法は違うものの、確かに今の自分のような顎の動きはなかった。いやーこれは今まで意識してなかったなー。
  • 先生といろいろ話している中で疑いがかかったのは、Euphoniumでビブラートをかける時に下顎を動かしていること。これが悪影響を及ぼしている可能性がある。大昔からビブラートは顎でかけると教わってきたが、先生に言わせるとこのビブラートのかけ方が間違いだと。これは参った。今さらビブラートのかけ方から変えられるか?とりあえず8日の大和市吹と9日の川吹では、今まで通りのビブラートで通したけど。

なおレッスン翌日以降、下顎を指で押さえながら発音をいろいろ試してみたが、「Tu—」だったら顎の動きが比較的少ないような気がしてきた。この発音と、暖かい息を出すことと、喉の奥を広げることとを両立できるかどうか、次のレッスンで試してみようと思う。

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Trombone基礎レッスン28、29回目

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 のレッスン28、29回目。

スケジュールの都合で2週続けてのレッスンとなったので、2回まとめて振り返る。

  • 全体的に音の高さと息のスピードとがうまく一致してきた。28回目の最初の方は若干のズレがあったが、何回か音階をゆっくり吹いているうちに、おおむね改善された。29回目に至っては、レッスン前のウォームアップがほとんど出来なかったにもかかわらず、最初からほぼOK。
  • 息のスピードが全体的に合ってきたので、28回目からタンギング時の舌の位置を注意するようにした。あまり意識していないと舌が上顎の方についているようなので、上下の歯の間に舌先が当たるように意識する。これで音の立ち上がりが軽く明確になる(こういう基本的なことがいい加減になっていたということ)。
  • 演奏会で使う譜面で奏法の癖をチェックしたところ、交響曲第二楽章の301、302小節目の8分音符では、タンギングだけでなく息の流れまで8分音符のように分かれているので、全体的に立ち上がりが悪く聞こえる(本人の自覚としては、たぶん喉で息を切っている)。自分では音の立ち上がりが悪いことが分からないが、その場で録音してもらったものを聴いてみると確かにモサモサしている(ということは指揮者のところにも遅れて聴こえていると思われる)。息の流れをまっすぐ保ったままで、タンギングだけで切るように意識すると、かなり改善された。
  • Noble Element のソロも聴いてもらってアドバイスをいただいた。最大のポイントは、各小節の頭拍を意識して、自分がいま何拍子を吹いているのか分かるようにすること。これまた基本的なこと。実際、これを意識するだけで格段に吹きやすくなったし、高音域のミスが減った。
  • 前日および前週の大和市吹の合奏では、合奏で口がバテるのが早く、合奏後半はほとんど使い物にならなかった。口の疲れ方が、かつて息がしっかり入っていなくて口に頼って吹いていた時の疲れ方に近かったので、自分自身としては、ウォームアップが足りなかったために全体的に息が浅かったためだと思う。これに対する先生のアドバイスは、楽器を吹く前に息切れすること。例えば階段を走って上がる。息切れすると自動的に呼吸が深くなるので、その状態で楽器を吹くとブレスが深くなるとの事。ホントかよと思うが、来週やってみようと思う。

全体的に息のスピードとアパーチュアはうまく落ち着いてきたので、今後はタンギングの改善が主な課題になりそう。

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Trombone基礎レッスン27回目

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 のレッスン27回目。

今日の結論は至ってシンプルで、要は腹筋での支えが足りないということ。

  • 大和市吹で体力的にキツい曲をガンガン吹いた翌日にレッスンを受けると、だいたい息のスピードが速すぎると言われる。今日も然り。なお、このレッスンで息のスピードと言われるのは、恐らく息の圧力とほぼ同義。
  • 息のスピードが速すぎると低音域の倍音が少なくなるので、音量を上げるとうるさく感じるようになる。
  • 今に始まった話ではないが、発声練習で声が安定しない。音程が揺れたり声帯の振動にムラがあったりする。先生に言わせれば、これも腹筋の支えがしっかりしていないのが原因。楽器が無くて息の抵抗が全く無い状態で、抵抗に頼らずに腹筋で息の流れを支える事が大事。
  • そういう意味では、これまでは楽器の抵抗に寄りかかることや、息のスピードを上げることで、息の流れを安定させていたようで、それが癖になっているから、つい息が速くなる。これからは、息のスピードに頼らずに行きの流れを支えることを、もっと意識したい。

ずいぶん長いことレッスンを受けてきて、今さら超基本的な課題が出てきたものだと思ったが、先生によれば、いろいろなことができるようになってきたから、次の課題が分かりやすくなったとの事なので、とりあえず前向きにとらえていこうと思う。

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Trombone基礎レッスン26回目

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 のレッスン26回目。

今回もレッスンを録音するつもりだったが、ボタンを一回押し忘れて録音できてなかった (^_^; ので、普通に振り返りなど。

  • 過去のレッスンで、アンブシュアを縦に広めにする方が響きがよくなる、ということは分かっているが、日数が経つと狭いアンブシュアに戻ってしまうし、一度広げても吹いているうちに徐々に狭くなっていく。これをいかに広く保つかが課題。
  • 目印として、マウスピースの内側の縁に唇の縁が当たるぐらい(上下とも)がいい、というのを覚えておくことにした。ただしこれは現在使っているマウスピースの場合の話なので、Bass Trombone や Euphonium の時は別の目印を見つける必要があるが、まずは現在の楽器/現在のマウスピースでの目印を定着させることに専念する。
  • 口をマウスピースに当てる時に、上記のようにアンブシュアを広げていても、音を出す瞬間についアンブシュアを狭くしていることに気付いた(その方がとりあえず音が出やすいから)。この癖に負けずに、アンブシュアを狭くしないで吹けるようになるのを目指す。
  • 試しにこのアンブシュアを維持して高音域を出してみる(第 6 倍音あたりからアンブシュアが若干狭くなるがそれは許容範囲)と、今まで息の量や圧力が足りてなかったことが明らかに分かった。そのかわり息さえしっかり入れれば、これまでと全然違う鳴り方をすることも分かった。しかも口が意外と疲れない(それなりには疲れる)。

体に染み付いた癖を直すのは難しいね。しかも、治らなくても短期的には困らない癖ならば尚更 (^_^; 。

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Trombone基礎レッスン25回目

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 のレッスン25回目。

アップロードをすっかり忘れていたので2週間前の内容になるが (^_^; 、今回も例によって最初に発声練習からスタート。かつ今回もレッスンを録音して聴き返してみた。

  • 全体的に、「エー」という時の形(頬が若干斜め外側に上がる)の方が響きが良い。ただし喉の奥を広げるイメージと、「エー」というときの形が合わない (^_^; 。
  • 今日は全体的に音の響きが良くなったが、第四倍音の Bb から F –> Bb とリップスラーで下がっていく時に、F の響きだけが良くないという。これの原因が最後まで分からなかった。恐らく息のスピード(≒圧力) だと思われるが確証なし。録音で聴いてみると、確かに F だけ鳴り方がずれている。F だけ高めの音を狙ってツボから外れている感じがする。
  • このリップスラーで半音ずつ下がっていくと、6ポジで下の F にいくまでと、7 ポジで E に下がった時に鳴り方がかなり悪くなる。スライドを伸ばすために 7 ポジの時に楽器の角度を下げるのが良くなさそうなので、先生のアドバイスにしたがって、楽器の角度を下げずに、7 ポジの時だけ腰を少し左にひねる方法を練習してみることにした。
  • 録音を聴き返してみた感じでは、先生から「良かった」と言われた音は、音の立ち上がりからしっかり響いている。そうでないときの音は立ち上がりがはっきりしない(吹いている時には、そこまで立ち上がりが悪いとは思っていなかった)。
  • 録音で比較すると、先生の音のほうが音の(響きの)密度がかなり高い感じがする。

やっぱり録音の聴き直しで分かることは多い。

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Trombone基礎レッスン24回目

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 のレッスン24回目。

本当は先々週に 23 回目があったが、書き込んだつもりがすっかり忘れていたので、レッスンメモは一回飛ばし (^_^; 。

以前から、吹いた後に先生から「今のは良かった」と言われた時とそうでない時の音の違いが、吹いている本人としては全然分からなかったので、今日は初めてレッスンを録音して聴き返してみた。今日も最初に発声練習からスタート。

  • 発声練習を聴き返すのは予想以上に恥ずかしい。というか凹む。
  • 音の跳躍が広いフレーズを歌ったほうが、喉が開きやすいことが分かった。
  • 中音域〜高音域で喉を開く感じは何となく分かってきた。
  • いろいろやってみて(今更ながら)分かったのは、「下あごを下げて舌を下げ、アパーチュアは(従来よりも)開き気味にして、頬は膨らまないように適度に力を入れ、唇には閉じる方向の力を入れない」という形がうまく出来ると、これを保ったまま上の音(第六倍音の F くらい)から下の音(ペダル Bb)まで出せるということ。逆に言うと、息の加減だけでこのように上から下まで出た時の形が、最もよく響く音がするフォームだったということ。従来は、このようなフォームで下の音を出そうとすると、唇で何とかして出していたため、無駄な力が入って、アパーチュアが閉まって音が詰まっていたらしい。
  • 実際に録音を聴き返してみると、上のようなフォームで吹いた時のほうがよく響いている。そうでないときは、楽器が響く音よりも振動音の方が目立つような感じがする。
  • 上のようなフォームで高音から低音に向かってリップスラーで下がっていく場合に、低音域が音にならないときは息のスピード(実際にはおそらく圧力)が速すぎるので、ちゃんと音になるように息のスピードを落とす。このとき唇で調節するのではなく、息の出し方だけを変えて調節できるよう練習する必要がある。
  • 特に自分の場合、第四倍音の Bb と第三倍音の F とで息のスピードをあまり変えてない(F の時に速すぎる)ことを指摘された。ひとつひとつの倍音で全て息のスピードを変えるように練習する必要がある。

今回のレッスンで、何となく改善の方向性が見えてきたような気がする。

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反省会(会社オケ定期演奏会 2013.2.10)

懸案のブラ 2 が終わっちまいました。
結局本番で Hi-D は出なかったが、こういう課題に取り組んでこられたのは良かったと思う。結果として Hi-B がずいぶん楽になったし、四楽章最後の A も自信をもっていけた。一楽章の Hi-Cis もしっかり当たったんだから、これまでの自分の実力を考えれば、十分な出来だっただろうと思う。
二楽章のコラールについては、直前に受講した Ben van Dijk 先生のレッスンで、フレーズの中で音を繋ぐ感覚を教わった効果が出たと思う。自分でもはっきり前週との違いが分かるくらいスムースな演奏になった。全くの偶然だが、あのタイミングでレッスンを受けられて本当に良かった。
まあ至らないところを挙げればキリがないが、練習でやってきたことの 9 割くらいは本番でも出せたと思うし、自分自身の進歩を手応えとして感じられたので、満足感の高い演奏会になった。
自分の演奏以外では、本番直前の一ヶ月くらいの間に弦のアンサンブルが急激にまとまってきて、とてもいい雰囲気になった。本番中も自分が休みの間にずっと弦を聴いていて、ブラームスの弦って良いなぁと改めて感じた。

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Ben van Dijk 先生のレッスン受講 (^_^)

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会のために来日中の Ben van Dijk 先生が個人レッスンをしてくれるというので、仕事帰りに楽器を担いで新大久保の DAC に行った。自分のコマは 19:00 からで、既に 5 人のレッスンを終えた後だったので、若干お疲れのようだったが、とても熱心に 60 分間のレッスンをしてくれた。

実際にやったのは息の流れやスライドワークに関する基礎的なエクササイズだけだったが、とても多くのことを気づかせてくれた。しかも、これまで三枝先生や佐伯先生から教わった事とも何ら矛盾しない。これはつまり、まだまだ伸び代がたくさん残っているということなのだと思う。

Dijk 先生の演奏を間近で見たり、簡単なエクササイズながら一緒に吹けただけでも十分貴重な経験だったが、直接いろいろな話を伺う中で触発された事も多かった。しかも、レッスンが終わった後に、先生自身が同行者の中野さんに対して「とてもエキサイティングなレッスンで、自分自身にとっても発見があった」というような事を言ってたのが何より嬉しかった。こんな素人相手のレッスンに、それだけ真剣に取り組んでくれたということだと思う。

自分自身のレビュー用ということでレッスンを録音させてもらったので、通勤中とかに繰り返し聴こうと思う。「たかだか一回限りのレッスンじゃ上手くならない」等とは絶対に思わない。

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