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Trombone基礎レッスン これまでのまとめ

スガナミミュージックサロン町田にて、三枝先生 によるレッスンの記録。このところ、過去に発見した問題に関する反復練習とか、知識としては知ってたけど忘れていた事などが多かったので、記録をしていなかったが、やはりこれをやらないと忘れてしまうような気がするので、現時点までのまとめをメモ。

  • 息のスピード(または圧力)を十分下げる。その方が楽器が効率良く鳴る。言いかえれば、楽器が最も良く鳴るところまで息のスピードを落とす。Trombone よりも Euphonium の方が、Tenor-bass よりも Bass の方が、より低速側で鳴る(細かいことを言えば、ヤマハより Bach や Shires の方が、より低速側なのだそうだが、自分ではそこまで分からない)。
  • 息のスピードは下げつつ息の量は増やす必要がある。これらを両立する吹き方がまだ出来ておらず、もう少し時間がかかりそう。どうしても息の量を増やそうとすると圧力が上がる。物理法則上は、流速を上げずに流量を増やそうと思ったら流路の断面積を拡げるしかないのだが。
  • アンブシュアを保つために、頬の上の方に少し力を入れる。自分の場合、眉毛を上げるとうまくいく。過去の自分の吹き方は、「余分な力を抜くべき」という一般論を意識しすぎて、必要最低限の力すら使ってなかった (^_^; 。
  • アンブシュアは高音域から低音域までほとんど変えない(ただし Hi-C より上と Pedal-Bb より下は別物)。変えるのは息の圧力と楽器の角度。低音域では楽器を少し上向きにして下唇を多く使う。高音域はその逆。特に高音域のときは、上唇がマウスピースに当たっているかどうか分からないくらい、上唇を自由にした方がうまくいく。
  • タンギングについては、従来は舌を当てる位置が手前すぎた。上の歯と下の歯との間に舌を突っ込んで息の流れを止めて、そこから抜くことで発音する。
  • タンギングの時に下顎を動かさない。従来は吹く時に下顎を下げ過ぎていたので、そのまま舌を出しても行きの流れを止められないため、タンギングのたびに下顎を閉めていた。
  • 低音域では下顎を下げるべきだと思っていたが、そんなことはない。普通のアンブシュアのまま(=舌を前に出すだけで息の流れを止められるくらい)でも、息の圧力を下げられれば低音域もしっかり鳴る。要は、従来は下顎を下げることで圧力を下げていたということ。
  • Euphonium では Trombone よりも大きめのマウスピースを使うべきだと思っていたが、そんなことはない。Trombone と同じマウスピースでも、息の圧力を下げられれば、円錐管の楽器でもしっかり鳴る。要は、従来は大きめのマウスピースを使うことで圧力を下げていたということ。
  • 頬は絶対に膨らませない。従来は恐らく頬を膨らませることで圧力を調整していた。頬を膨らませると、音の立ち上がりが悪くなるので、頬に頼らず息の出し方でコントロールする。
  • 腹筋には常に力を入れ続ける。へそとみぞおちの間くらいの場所に常に力を入れることを意識する。
  • 頭の中で階名で歌うことは意外と大事。指使いやポジションが頭に入っていても、頭の中で階名で歌っていない時は、音程が怪しかったりして、しっくりこないことが多い。逆に少々ポジションが怪しくても、階名で歌うことが出来ていれば、意外と何とかなったりする。

以上のような点を意識して吹くと、従来よりも息の量が必要になる。自分はもともと肺活量が少ないので、息の量をあまり使わなくてもソコソコ何とかなるような吹き方を身につけてしまっていたのかも知れない。

カテゴリー:Trombone
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